◇「利己的?」が実を結んだ◇

みほ@〇〇だより

2003年07月08日 09:57



以前、可憐な花を紹介したエゴノキの実(直径1センチ足らず)。
やさしい薄緑色の果実だが、食べるとエグイそうだ。

これが、エゴノキの名前の由来。
果皮にサポニンを含み、そのためエグイ。



一口にサポニンといってもいろいろある。



サポニンは水と合わせて振ると泡立つので、サポニンを含む植物を石鹸代わりに使うところもある。



「赤血球膜を破壊する溶血作用があるほか、魚毒作用もあり漁に利用されることもあり、エゴノキの果皮は漁に使われた」そうだ。



また大豆などに含まれているサポニンは「コレステロールの減少、肝機能の向上、二日酔いの予防、さらに脂肪の代謝を促進するため、肥満予防にもな」るそうだ。



エゴノキのサポニンは人体には毒だが、間違って食べたときは「卵黄中のコレステリンで無毒化」されるそうなので、黄身を食べればよいらしい。



有毒植物と言えば、今が盛りのキョウチクトウの葉や樹皮、ノウゼンカズラの花にも毒があるので気を付けよう。
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